犬の一生

5年前、長い間放置、虐待されづづけたワンコを

ご近所の方がみかねて、飼うことになったワンコがいました。

先日そのワンコを預かることになったのですが・・・。

そのワンコは、5年前の当初は、人間不信で、まったく慣れず、

生年月日も、年齢も、犬種も分からない。ただ、ただ縁の下で生活し

散歩にも連れて行ってもらえず、紐に繋がっているだけでした。

毎日の縁の下からの見る景色って、このワンコにとって

どのように映っていたのでしょう・・・。

そんな時、ストレスのあまり、自分で自分の

尻尾を噛み切ってしまった、そんな悲しい過去があるワンコ・・・。

そのワンコがどうなっているか、気になっていたのですが

今回、久しぶりに預かることになりました。

実際預かってみて分かった事があります。

それは、ワンコの一生は

飼い主によって

決まってしまうと、強く実感した事です。

ワンコにとっての幸せとは、何なんでしょう・・・

飼い主に喜んでもらえること

そして、その飼い主のそばにいられることです。

賢く、愛情深い犬だからこそ、

家族から愛されず、かまってまらえず、放置されてしまうことこそが

最大の悲しみなのです。

NESTにお預けになるワンコは、皆、

大事にされ、愛情深く、大切な家族の一員として育てられている子ばかりです。

幸せなワンコばかりでなく、こんな悲しいワンコが1匹でも

減ることを願い、自分も何か力になれることはないだろうかと

考えるきっかけになったそんな、ワンコです。

5年前の悲しみの目から、こんなにも笑顔を見せてくれた今回のワンコ

飼い主様の愛情が伝わってきます。