ある日、
いつものように、ナナの太ももから足先をさすっていました。
さすりながら、ナナの後足の筋肉がかなり減ってしまっていることに
気が付きました。
筋肉が減り、骨が触れる。
最近は、足腰が弱まり、後ろ足はほとんど引きずってしまう状態。
立っていても、体を支えてあげないと、傾いてしまいます。
昔は、あんなに張った太腿が自慢だったのに・・・。
歩けなくなってくると、人間と一緒で、筋肉が落ちてしまうんですね。
でも、私がさすっていると、気持ち良さそうに、クウクウ寝息を立てて
眠っています。
そんな寝顔を見ていたら、これからだんだん歩けなくなり
寝たきりになったとしても、私達が最後まで守ってあげよう・・・。
足をさすりながら、「最後まで愛情と責任を」
この言葉の重みを感じながら、足のさすりを続けました。