ナナとカート その2

先日、いつものようにナナをカートに乗せて

散歩をしていたところ、見知らぬ方から「散歩させているのに、そんなもの(カート)に

乗せていたら、散歩にならないじゃないか?」と、言われました。

犬は歩くもの。

カートに乗せているとそのように見られているのでしょうか?

ナナも数年前は、一時間の散歩も余裕でした。

でも、15才となると、人間でいえば70~80歳代。

ナナが歩けないから、カートに乗せているのに・・・

出来るだけ、外に出してあげたいだけなのに・・・

病気で歩けなくなった人のために、車いすや杖があるように、目が悪くなった人のために

眼鏡や便利グッツがあるように、年齢や、病気で、仮に不自由な体になっても、

その不自由な状態に合わせて、色々な物が開発され、

世の中に出回っています。

以前テレビで、歩けなくなったワンコのために、そのワンコの体形に合わせて一生懸命

義足や車いすを作る職人の物語を見ました。ワンコは喋れないから

実際に歩かせてみたり、表情等で痛みがないかを読み取り、

何回も何回もワンコに合うまで試供させ

そのワンコにピッタリな物を作り上げていきます。

歩けなくなり、だんだん寝たきりになって、ふさぎ込みだったワンコや、家族が

その義足や、車いすに乗って、嬉しそうに草原に向かっていく光景は

今でも、目に焼き付いています。